今回の目的
トレードにおいて多くの人がプロスペクト理論に支配され、
自身の根拠を持ったトレードにおける損切りや利確のタイミングが
崩されてしまっているケースが多々あります。
今回はその「プロスペクト理論に自分自身が支配されない」様にするための
解決案としての検証記事になります。
前回の記事にプロスペクト理論において、
自身がトレードの影響を受けてしまうシチュエーションを考えてきました。
前回の記事はこちら↓
<検証>何故利小・損大を自分からしてしまうのか?プロスペクト理論と戦う
その原因としてトレード中の含み益・含み損を見てしまうことが
原因の一つになってしまうのではないかと考えました。
MT4を使用している方は含み益・含み損がタイムリーに確認できる
「ターミナル画面」をトレード中に意識してしまうことが
プロスペクト理論につながると考えてみました。
そこで、トレード中における
「含み益・含み損を見ない(ターミナル画面を見ない)」
ことでちゃんとしたトレードができるか?
検証目的でトライしてみようと思いました。
実際にターミナルを見ないでやってみた!
ターミナルを見ないというのが具体的にどのようにトレードしたのか?を説明いたします。
- エントリー前にストップライン(損切りライン)と利確のラインを決めてエントリー
- エントリーするタイミングもエントリー後も一切途中経過の損益を見ない
- 途中確認するのはチャート画面だけ
- 途中逃げや利確が必要になった場合など成行決済を行うときのみ決済画面を開く(その時の含み損や含み益の金額で判断しない。あくまで決済をする根拠のみで決済施行)
上記のトレードのやり方で含み損益を認識しないように行って一週間トレードしてきました。
(2018年5月14日ー18日の1週間にて実施)
ちなみにトレード結果ですが+48.5pipsでした。
メリット・デメリット
それでは実際にやってみた振り返りです。
含み損益を見ないことのメリットから・・・
メリット
- 完全にチャートの値動きやテクニカル分析のみで判断できる
- 現在いくらか正確にわからないので、あと〇〇円とれたら利確しようなどの余計な浮気心が全くでない(すいません私もそんなもんなので・・・)
- 損切りを動かす理由がない(個人的には特に全く損切りラインに対して動かしたいなど思わなくなりました)
- 冷静にチャートを見ていられる(現状をちゃんと判断できる)
そしてデメリットについては・・・
デメリット
- とにかく初めはエントリー中が不安!(そんだけ普段、含み損益を見ていたってことか・・・改めて自覚・・・)
- しっかりエントリー前に損切りラインなど考えられないとエントリーできない(当たり前ですが改めて自覚させられます)
- チャートの中でどうなったら決済するのか?普段から自身のルールが出来ている事(ひとつ前の項目とほとんど同じですが・・・)
ということで、
メリットとデメリットの実感から考えてもトレード中の含み損益を見ないことで
よりプロスペクト理論に左右されず、
客観的なトレードが出来ると感じました。(あくまで個人的な実感ですが・・)
まとめ
今回トレードにおける天敵、
「プロスペクト理論」
にどうやって向き合っていくのか?を検証してみました。
恐らくプロスペクト理論はどれだけトレードしていても、
少なからず自分の中に存在するのかな?と思います。
要は
自分自身とどうやって付き合っていくのか?自分を正しい方法へコントロールできる方法は何があるのか?各々が自分をうまくコントロールできる方法を見つける事!
それが大切なことだと、感じさせられました。
今回、たった1週間での検証でしたが今後は私もマイルールとしてトレード中のMT4 ターミナル画面は見ない!
を取り入れたいと思います。
もしご興味があれば一度やってみてください。
最後まで閲覧いただきましてありがとうございました。
また今後も何か検証してみたいことがあれば試してみたいと思います。
何か気づいたことなどありましたらコメントいただけましたら幸いです!
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