ダウ理論最終回
今までダウ理論を基礎から損切り、利確決済まで考えてきました。
今回はその総仕上げです。
今回はいろんな方から違う意見が出てきそうですが。。ぜひ色んな意見交換が出来たらと思いますので良かったらコメントしてください!
今までトレンドの成り立ちを中心にダウ理論を根拠にいろいろと考えてきました。
今回は他のトレーダーの状況をチャートからダウ理論も踏まえて考えてみます。
ところで・・・
トレードは自分だけでするものではありません。
世界中の人たちが為替に参加し、皆のお金をブン取りあうバトルロワイヤルみたいなものですよね。
私たちが損切りをするタイミングで、利益が乗り笑って裕福に暮らしている人もいれば、
逆に私たちが利益を伸ばしている中で、人生が壊れるくらいの損切りやロスカットをされている方もいるのがFXの世界です。
そんなの当たり前ですが、それをチャートの中に見出していこうっていうのが今回のテーマです。
他のトレーダーの状況を考えるトレード
先ほども話していた内容になりますが、今回のテーマは他のトレーダーの状況を考えたチャートの見方です
まずはこちらの画像を見ていただきたいと思います。
一つ目の上昇シチュエーション

この画像の中で他の人のトレード心理や状況を考えてみたいと思います。
まずはじめの赤ラインの上昇から。
赤ライン
はじめの上昇中の局面では、ロングポジションを先に仕掛けて利確のタイミングを伺っている人たちがいます。
青ライン
1つ目の上昇トレンド中の押し目を作っているタイミングでは、下落のタイミングでのショートポジションを持っている人(ダウ理論関係なく)や前回の上昇勢の利確下げが出いてるところもあると思います
緑ライン
緑の上昇のポイントでは押し目待ちで買いたくてウズウズしていた人たちが
新規で参入し青の損切りラインを超え、
前回の押し目を作る下落ポジションを持っていた人たちが損切り(もしくは逃げ)の決済を行いをすることで
さらに上昇をしているシチュエーション
二つ目の上昇シチュエーション

それではその続きとして図の様なチャートの動きをしたとしましょう。
青ライン
前回の緑ライン上昇からの反転タイミングで逆張りなどのショート勢と目標値などで利確した緑ライン(もしくはもっと過去のロングポジション)の上昇勢の利確下げ等、上昇トレンドとしての押し目を作っているシチュエーション
茶色ライン
前々回の上昇高値のラインに反発してたことによる、押し目買いで今までの上昇に参加できなくて待っていた人たちが新規ロングポジションで参加しているシチュエーション
まだ青色のショートポジションを持ったままの人たちは含み益や一部含み損を抱えながらその後の動きをうかがっている状況
上昇から下落へのシチュエーション

さてさて続いて最後はこんな感じでチャートが動いたとして考えてみましょう。
赤ライン
青ラインの前回高値を超えられず折り返したタイミングで、ショートで入りたかった人たちが早めの参加し始める
前回高値を超えなさそうで今までのロングポジションを持っていた人たちが利確を検討始める所
その後、茶色のロングポジションを持っていた人たちの損切りラインを超えて下落したとことで上昇が終わったことを認識し、ロングポジションを利確する人たちや
茶色の上昇でずっと持っていた人たちが損切り、そして新規にダブルトップのネックラインを割ったと判断し、ショートポジションを持つ新規参入者が増えてさらに下落
そして緑ラインでのロングポジションを持った人たちの損切りラインを超えて下落し、またロングポジションを持っていた人達の手放しや損切りが入り始め、追加のショートポジションを持ち始める人たちが参入することでさらに下落が加速していく
チャートが動き出すとき
先ほどの内容の通り、チャートが動き出すタイミングはあくまで満場一致で
全員がロング・ショートとなるだけでなく、そこで泣きながら損切りしている人や利確をした人など、
複合的に合わさってさらにチャートの動きを加速させると考えられます。
誰かの損切りや、利益確定が出始めるラインが、市場参加者の意思を一方の方向へとつなげていき値動きが一方向へと動いていく。そのポイントを見つけることがダウ理論からも考えられます。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?色々と抜け漏れはあるかもしれませんが、チャートが出来上がるタイミングでの
市場参加者の状況を考えてみることで、そこから見える重要なラインがどこにあるのか?を分析出来ます。
それがトレードする際の事前のテクニカル分析や
自身のポジションを持つ際のポイントの確認にも判断材料となると思います。
AIトレードなども増えてきていますが、今でもチャートは人の意思の塊です。
他社がどのような意図でポジションを持っているのかを考えることでチャート分析も深みを増していきますね。
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